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AI Builder クレジット廃止と、Copilot クレジット移行

新しいプラン SKU への移行

AI Builder のアドオン容量パックが終売になっています。今後は Copilot Studio クレジットで対応していく方針のようなので、しっかりと移行に対応しましょう。

AI Builder クレジットの期間終了
AI Builder クレジットの終了について学習する

最も重要な視点は、一見すると「1 パックあたりの価格が下がった」ように見える新体系が、1 クレジット回数ベースでは劇的なコスト増を伴う「相対的な値上げ」であるという点です。この事実を正確に把握し、2026 年の移行に向けた準備を行いましょう。

1. 移行ロードマップと重要期限

移行は2段階で実施され、既存の資産(シードクレジット)の権利が段階的に剥奪されます。

  • 2025 年 11 月 1 日:AI Builder 容量アドオンの販売終了
    新規顧客は AI Builder 容量アドオンを購入できなくなり、AI Builder 機能利用は Copilot Studio クレジットが必須となります。
     
  • 2026 年 11 月 1 日:シードされた(ライセンス付帯)AI Builder クレジットの完全終了
    Power Apps Premiumや Power Automate Premium などのライセンスに含まれていた「プラン付帯利用分」がすべてゼロに更新されます。この日以降は AI Builder 機能利用のために Copilot Studio クレジットが必要になります。AI Builder 容量を購入済のユーザーは、既存の契約満了までは購入分からのクレジット消費で対応出来ます。

2. 単価ベースのコスト比較

新旧 1 クレジットあたりのコストを算出・比較しました。
1 パックを買った際は、初見でビックリしますね。

2-1 ユニット単価の比較分析
項目 旧:AI Builder容量アドオン 新:Copilotクレジット 比較
パック価格 (JPY) 74,963円 29,985円 約60%の価格低減(一見)
提供回数 (クレジット) 1,000,000クレジット 25,000クレジット 提供量が1/40に激減
1単位あたりの単価 約0.075円 約1.20円 約16倍のコスト増

1 パックあたりの導入価格は安くなっているものの、提供数量が大きく異なります。
 
とはいえ、新しい AI 利用で消費される Copilot クレジット設定も少なくなっています。
しかしながら、単なる 1 クレジットという考え方をした場合は、とんでもない値上げに見える変更ですね。

2-2 シナリオ別コスト

この単価の差が実際の業務に与える影響を、具体的なワークロードで比較します。

  • 例:ドキュメント処理(OCR等)
    • 旧モデル: 領収書処理 1 件(32クレジット消費と仮定)あたりのコストは 約2.4円
    • 新モデル: コンテンツ処理 1 ページ(8クレジット消費)あたりのコストは 約9.6円
    • 結果: 同じ作業処理を行うための、実行コストは 約 4 倍 に増加します


ライセンスの概要
AI Builder のライセンスについて説明します。

MS サイトから、消費レートの一覧を持ってきました。

どんな作業でどれだけ減るのかは知っておいて損は無いですよ

3. シード枠の消滅

今回のライセンス内容のアップデートで特に注意すべき点が、単価上昇だけでなく「無料枠」として活用できていたシード容量の消滅です。Power Automate|Power Apps|Dynamics 365 等に、サービスで付いてきていた AI Builder クレジット回数提供はゼロになります。
 
AI Builder 容量アドオンか、Copilot Studio クレジットが無いと利用出来なくなりますから充分に注意しましょう。
今から新規購入する場合は Copilot Studio クレジットになりますが、テナントで AI Builder 容量アドオンクレジットを利用している場合は、そちらから消費対応することでも利用は可能です。
 
旧プランの AI Builder 容量アドオンクレジットと、Copilot Studio クレジットが混在するテナントでは、AI Builder 処理を行うと優先して旧クレジットから消費が始まります。不足した場合は、新クレジットからの消費に移行されます。

注意点:AI Builder クレジットを、Copilot Studio クレジットに変換できる移行はありません。

4. 従量課金の後払い

25000 クレジットが提供される、事前購入型 Copilot Studio クレジットパッケージ は多すぎて使い切れない!
 
こんな小規模テナントユーザーにも朗報です。回数消費ベースの従量課金の後払い方式があります。注意点とメリットデメリットを含めて一覧にしましたので、お目通しください。(文字が小さいですが、クリックすると少しだけ拡大されます🙇🏽)
 

Copilot Studio | 従量課金制の価格
Copilot Studio の価格情報を取得します。Azure の無料アカウントで人気のサービスを無料でお試しいただけます。従量課金制で初期費用はかかりません。

クレジット単価としては、従量課金の場合 1 クレジット 1.6 円ですね(2026/06 現在)
事前購入パックは 25,000 クレジットで¥29,985 なので、約 ¥1.2 ですからかなり安いです。
 
この辺りの価格差も考慮して、新しい購入形態にも対応していきましょう。

MS の思惑として回数ベース従量課金に完全移行したい気もします。
事前購入パックが、無くなる日も来るのかい?来ないのかい?💪