SMB 向け Copilot Business
来たる 2025/12/1 から、Microsoft 365 Copilot の中小企業向けプランがスタート。
Copilot Business というライセンス名称です。

年間一括払いにすると、月額換算 ¥ 2,698 (税別) で利用可能
Microsoft 365 Copilot 全機能が提供されますので破格!
既存リリース済 Microsoft 365 Copilot が 月額換算 ¥ 4,497 ですから、同機能で出すのはイカれてるのか適正価格がこれぐらいなのか …

ちなみに ¥2,698 (税別) で購入できるのは 2026/03/31 までのキャンペーン期間中のみ。
それ以降 ¥3,148 (税別) に上がる予定(通常価格に戻る)
キャンペーンプライスに、セットプランもある
Copilot Business 単体アドオンのキャンペーンに加えて Microsoft 365 Business Standard と Copilot Business がセットになったプランと、 Microsoft 365 Business Premium と Copilot Business がセットになったプランにもキャンペーンプライスが設定されました。以下の通りです。

Copilot アップデートニュース
常に進化を続ける Copilot ですけれども、最近の機能更新はめまぐるしい物がありますね。
個人的に気になった物をピックアップします。
Chat GPT 5.2
Copilot 基盤になっている Open AI の Chat GPT モデルが 5.2 をリリースしました。
最近アンソロピック Claude を Copilot オプションとして選択できるようになりましたが、Copilot リリース時から協業してきた Open AI の GPT 5.2 によって更なる高みに登ったと言えるでしょう。
公開している情報では、かなりの向上が見られているようです。
ここぞとばかりに AI さんに情報収集して頂きました!
以下 AI さんのまとめです
1. 実務タスク(GDPval)での専門家超え
新たに導入された「GDPval(実務タスク評価)」において、プロの専門家と同等以上の成果を70.9%の確率で出すことが示されました。これはGPT-5.1の38.8%から倍近い向上であり、エクセル作成やプレゼン資料の構成、市場分析といった具体的な仕事の完遂能力が劇的に進化しています。
2. 「思考」と「プロ」の3モデル制
ユーザーは用途に合わせて3つのモードを切り替えられるようになりました。
Instant: 速度重視。日常的なチャットや翻訳、メールの下書き用。
Thinking: 従来の「o1」のような推論モデル。論理的思考が必要な複雑なタスク用。
Pro: 最上位モデル。極めて高い精度が必要な法務、医療、システム設計などの専門業務用。
3. ハルシネーション(幻覚)の30%削減
事実関係の間違いや、もっともらしい嘘(ハルシネーション)が前モデル比で約30%減少しました。これにより、情報の裏取りが必要なリサーチ業務での信頼性が大きく向上しています。
4. 40万トークンの広大な文脈(Context Window)
一度に読み込める情報量が最大40万トークン(日本語で約30万文字〜相当)に拡大。数百ページの契約書や、大規模なソースコード全体を一度に読み込ませても、情報の欠落(情報の忘却)がほぼゼロに近い精度を維持しています。
| カテゴリ | ベンチマーク名 | GPT-5.2 (Thinking/Pro) | GPT-5.1 | 比較・競合 |
| 実務遂行 | GDPval (専門業務評価) | 70.9% | 38.8% | 圧倒的向上、専門家並み |
| コーディング | SWE-bench Pro | 55.6% | 50.8% | 業界最高水準 (SOTA) |
| 数学能力 | AIME 2025 | 100% | 94.0% | ツールなしで全問正解 |
| 科学・推論 | GPQA Diamond | 93.2% | 88.1% | 博士課程レベルの知識 |
| 総合知識 | MMLU Pro | 89.6% | 86.2% | Gemini 3 Pro (91.8%) と肉薄 |
| 信頼性 | ハルシネーション率 | -30% (相対) | 基軸 | 誤情報が大幅に減少 |
PowerPoint 文章の書き換え
プレゼン資料作成中「この文章、もう少し短くできないかな?」「もっとプロっぽい言い回しにしたい…」などのお悩みを AI が解決してくれるって?
Copilot による書き換え機能を使えば、スライド内テキストを制作者の意図に合わせて最適化できるようになります。
1. どんな機能があるのか
追加されたオプションは 主に 4 つ。テキストボックスを選択するだけで以下操作が行えます。
- Auto-rewrite:下書き段階の断片的なメモを、文章へ変換。
- Condense:長すぎる文章を、スライドに収まるよう短くまとめる機能。
- Make professional:カジュアルな表現や生のアイデアを、ビジネスシーンにふさわしい文章表現に修正。
- Make it a list:段落で書かれた内容を、読みやすい箇条書きに変換。
さらにプロンプトを入力することで、「特定の言語に翻訳する」といったカスタマイズ指示も可能。
2. 使い方
- PowerPointでテキストボックスを選択する。
- ボックスの下に表示される「星付きのペン」のアイコンをクリック。
- メニューから「Condense」や「Make professional」など、希望のオプションを選択
結果が気に入れば「Keep it」もう少し調整したい場合はチャットボックスに追加指示を出すこともできます。
3. メリット
時短: 長い文章を自力で削ったり、表現を練り直したりする手間が省けます。
質の向上: 相手や目的に合わせた適切なトーン(プロフェッショナルな表現など)に一瞬で切り替えられます。
構成の明確化: 箇条書きへの変換により、伝えたいメッセージがよりクリアになります。
4. 注意点
現時点の制限事項としてテキストボックス内の一部分だけを選択して書き換えることはできず、ボックス内のテキスト全体が書き換え対象になります。一部分だけの修正を考える場合は、テキストボックスを別立てにすると良いかもしれません。
5. 利用可能な環境
ライセンス要件:Microsoft 365 Copilot か Copilot Business ライセンスが必要
アプリケーション:Windows版(Build 18925.20138 以降)PowerPoint と Web 版 PowerPoint
最後に
Copilot は Microsoft が最も力を入れているソリューションです。キャンペーンプライスの展開で、中小企業も導入へのハードルが下がった部分もあります。まずは 1 年のお試しでも充分すぎる性能が見込めるでしょう。
DDR 4|DDR 5 メモリや SSD 高騰原因にもなっている AI 産業の重要度は、世界的にも高くなっています。
データセンターリソースの不足や電力不足も懸念されますから、Microsoft さんには AI 産業におけるリソース問題を解決してもらえると良いですね。
Azure データセンターだって、電気が無ければ単なるデカい建造物ですよ⚡️

