製品条項 2025 年 9 月 更新内容
今回の更新内容は 6 点
① プライバシーとセキュリティの条件
コア オンライン サービスの顧客データの保存場所
コア オンライン サービスに関し、マイクロソフトは、オンライン サービス固有の条件に別途規定する場合を除き、顧客データを一定の地域 (以下それぞれを「地域」といいます) 内に以下のとおり保存します。
~~~ 中略~~~(5) 過去のコミットメントに含まれない場合に限り、Microsoft 365 Copilot または Microsoft 365 Copilot Chat とのやり取りの保存内容。 お客様はが Advanced Data Residency サブスクリプションを購入した場合、マイクロソフトは本項および https://aka.ms/adroverview に掲載されている製品ドキュメントの「Advanced Data Residency コミットメント」の項に従って、該当する地域内に特定の顧客データを保存します。
上記の条項文章に Microsoft 365 Copilot Chat が追加されておりました。
もう一つのアップデートは EU データに関する記述でして、EU リージョン地域の組織は見ておきましょう⇩
EU データ法
「EU データ法」、「EU 顧客」、および「EU データ法サービス」とは、DPA に定義するとおりとします。オンライン サービス (EU データ法サービスを含みます) からの顧客データのエクスポートに関する補足資料は、Microsoft Learn (https://learn.microsoft.com/) にあります。詳細については、aka.ms/customerdataexport をご覧ください。
EU 顧客の契約 (DPA のセキュリティ規定およびポリシーを含みます) では、マイクロソフトが顧客データを保護するために取るセキュリティ対策を定めます。 マイクロソフトが政府のデータ アクセス要請に応える方法や、EU データ法サービスの提供のために使用されるマイクロソフトの ICT インフラストラクチャに関する情報は、以下にあります: aka.ms/governmentaccessrequests
② Visual Studio
Visual Studio: MCA の Visual Studio サブスクリプションをリリースしました。
これは大きいです。
今までボリュームライセンスの SA 扱いとして提供されていたサブスクリプションプラン( 馴染みの名称で言えば MSDN )ですが、MCA でも契約できるようになりました。
サブスクリプション契約年数が見えていないので 1 年か 3 年ぐらいと予想していますが、契約年数を御存知の方はコッソリ教えて下さい。
しかし 365 管理センターを見ても販売している様子が無いので、恐らく MCA の中でも販売事業者から購入する CSP 契約の事です。Microsoft からの直接購入が MOSP から MCA と変更したのは良いのですが、CSP リセラーからの購入も MCA という名称設定が信頼と実績のマイクロソフトって感じ。
正直 わかりにくい😡
③ Windows デスクトップオペレーティングシステム
CSP の Windows 10 ESU をリリースし、MCA 利用可能なプログラムの表を更新しました。
ついに来た🏍️
Windows 10 ESU が CSP 契約で提供 予定になっております。今回も MCA = CSP と読み解かないといけない部分はふざけているのですが、大企業向けボリュームライセンスじゃないと購入できなかった物を少ない Lot で発注できるようになったのは朗報でございます。小規模発注 OK になったとて CSP 契約は法人向けなので、コンシューマーや個人事業主ではリセラーさんに門前払い受けると思います。
詳しい使い方も出ていました⇩
④ Azure
EU 規則を遵守するため、セキュリティ アプリケーションに関する Teams API 規約を更新しました。
Teams API 記述が削除されていました。
まずは 2025 年 8 月の製品条項から⇩
続きまして 2025 年 9 月の製品条項⇩
EU リージョン地域向けに改定があったような記載ですが、結局どういった対策がされたのか迷宮入り。
⑤ Microsoft 365
利用可能なプログラムの表と前提条件の表に Microsoft Defender Suite for Business Premium、Microsoft Purview for Business Premium、および Microsoft Defender and Purview for Business Premium を追加しました。 各プランには 300 サブスクリプション ライセンスの上限があることを明確にしました。
新製品リリースだよ🎊
SMB セグメントも、サイバーセキュリティをしっかりやってやるぞという意思表示かもしれないです。
ライセンス購入リミットの記述ですけれども、アドオンベースになる Business Premium の契約リミットが上限 300
ですから、追加アドオンになる今回の新製品も 300 が上限になりますよという、とんでもなく当たり前の事を当たり前に記載しました。
Business Premium ユーザーが E5 Security をアドオンして利用中なら、今回の新製品に移行できたり出来なかったりって記述も見つかりましたから、興味のあるユーザーはリリースニュースサイトを御目通し下さいませ。
⑥ Windows 365
EA/EAS および EES の利用可能なプログラムの表を更新して GCC および GCCH を含めました。 専用モードの Windows 365 Frontline のため、クロス リージョン障害復旧アドオンをリリースしました
まずは GCC と GCCH 部分になりますが、基本的に無視して下さい。米国政府向けなので、それ以外の人たちは関係ありません。 EES だと防衛大学みたいな物がアメリカにもあるのかもしれない。
もう一点はクロスリージョン障害復旧アドオンが Frontline にも対応しましたよって記載です⇩
今回の更新は以上です!
また来月🥷🏽