Office カラーパレットの赤が変わる

今回は Office アプリ機能更新です。
フォントや背景に使う「赤」の規定値が変わります。

珍しい更新内容ですな🐾
何があったんでしょうか?

白い背景で本文テキストに赤色を使用した場合に、
ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン(WCAG)の
コントラスト要件を満たしていなかった事で修正されたみたい

なるほど、アクセシビリティ要因ですか
ちょっと遅いような気もしますね

新製品リリース以外は基本的に後手です
後出しでも大丈夫なのが Microsoft

いつもの MS が
MS をやっている
具体的にどう変わるのか

赤のトーンが
ちょっと暗くなります ⤵️

実際の所、見やすくしたんですよね 👀

そうなのよ。
それでは数字で説明していきます。

ヨロシクお願いします

既存の赤色は
RGB 255, 0, 0 / Hex カラーコード #FF0000 でした。

気持ち良いぐらいの、
フルパワーレッドですね

今回の更新後の赤色は
RGB 238, 0, 0 / Hex カラーコード #EE0000 となります。

R 値が減ったんですね
これで少し暗い赤に変更されました
チェックポイント
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制作済コンテンツ:既に作成されたドキュメント内の、既存の赤色は変更されません。
(RGB 255, 0, 0 / Hex カラーコード #FF0000 を保持) -
新規のコンテンツ:今回のアップデート後に新しく追加される「標準の赤」テキストやオブジェクトから、新しい赤色が適用されます。古いバージョンの Office で作成したドキュメントの赤色と、更新後の Office で利用した赤色が異なる可能性に注意が必要。
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確認するためには:色パレットでの「赤」というラベル表示が変わらないので、どちらの赤色かを確認するためには、RGBまたは Hex カラーコードを見て確認しましょう。
いつから適用されるのか
このアップデートは Microsoft 365 Insider で提供開始になっていまして、以下のバージョン以降で利用可能。
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Windows: Version 2411 (Build 18324.20012) 以降
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Mac: Version 16.92 (Build 24120731) 以降

そのうち通常チャネルで徐々に配信されていくと思われます。