OneNote 機能アップデート
Microsoft 365 Insider ブログにて、OneNote Windows 版における校正言語(Proofing Language)の制御機能が大幅に強化されることが発表されました。本アップデートは、多言語環境で作業するユーザーにとって朗報です。

従来の校正言語制御の仕様と課題
従来の OneNote Windows 版では、校正言語は段落レベル(paragraph level)で自動的に適用され、キーボード入力言語に追従する仕様となっていました。この実装は多言語ユーザーにとって便利な側面もありましたが、以下のような制約が存在します。
- 段落ごとに校正言語が切り替わるため、一貫した言語での文書作成が困難
- キーボードレイアウトの切り替えに伴い、意図しない校正言語が適用される
- 特定の言語で統一的にドキュメントを作成したい場合でも、入力デバイスの設定に依存してしまう
この仕様は、言語の一貫性が求められる文書作成においてネックでもあったので、Update による機能実装で改善に向かったと言えます。
新機能:ページレベルとデフォルト言語設定の実装
本アップデートで従来の段落レベルでの校正に加え、以下 2 つの新しい制御オプションが追加されました
1. ページ全体への言語適用 (Apply to whole page)
選択した校正言語をページ全体に一括適用する機能です。
これにより、ページ単位での言語統一が可能となり、以下のユースケースに対応します
- 技術仕様書や設計ドキュメントの言語統一
- コードレビューコメントの一貫性確保
- プロジェクトドキュメントの標準化
2. デフォルト校正言語の設定 (Default proofing language)
キーボード入力言語に関係なく、新規ページおよび新規コンテンツに対してデフォルトの校正言語を設定できる機能です。
この機能により、以下が実現されます
- グローバルな言語設定の優先(キーボード言語からの独立)
- 新規作成時の言語設定の自動化
- 開発チーム全体での標準言語の強制
設定手順
新機能へのアクセスは、以下の手順です。
校閲 > 言語 > 校正言語の設定
- 言語選択ダイアログの起動: 上記メニューパスから校正言語設定ダイアログを開く
- 言語の選択: 適用したい校正言語をリストから選択
- 適用範囲の指定:
ページ全体に適用ボタン : 現在のページ全体に選択言語を適用キーボードの入力言語に従うチェックボックス : オフにすることでデフォルト言語として設定

注意事項: 任意の段落またはテキストを選択することで、後から個別に言語を変更することも可能です。この柔軟性により、混在言語ドキュメントへの対応も維持されています。
リリーススケジュール
本機能は以下のスケジュールでロールアウト予定です
- 対象バージョン: OneNote for Windows Version 2512 (Build 19515.20000) 以降
- 一般提供開始: 2026 年 1 月末まで段階的ロールアウト完了予定
- 配信チャネル: Microsoft 365 Insider プログラム経由で先行提供中


